スポーツ業界における AI 活用ケース

2021/12/09
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(このブログポストは Why DataRobot Is Topping the Leaderboard の和訳です)

野球シーズンが佳境を迎え、レギュラーシーズンの成績上位に食い込んでポストシーズンを戦い抜こうとするチームの熱気にあふれています。何十年にもわたって、野球界の最高のチーム(最高のチームばかりではありませんが)と仕事ができたことを光栄に思います。MLB フランチャイズチームのフロントで働くという情熱は、すべてに通じるものがあります。スタッフ全員が共通の目標に向かって集中している様子が伝わってきて、やりがいを感じます。

​私は 2 年以上前に、​​DataRobot​ という新たなチームに加わりました。AIや自動化に全精力を注いできた私のキャリアの集大成であり、最終的には全く新しい産業を創造することができました。私が MLB に従事するようになった 80 年代には、データサイエンティストはほんの一握りしかいませんでした。それが今では、スポーツアナリティクスの学位があるだけでなく、人気の職業となっています。同様に、10 年前に DataRobot が ​Automated Machine Learning(AutoML)​市場を創出しましたが、今ではテクノロジーやビジネス業界における主要な成長分野の 1 つとなっています。

主要なすべての業界に対応している DataRobot

世界中のプロスポーツチームと仕事ができることは、私にとって実に刺激的です。MLB から NBA、NHL、プレミアリーグ、エンターテイメント業界、テレビ業界に至るまで、現在のプロセスに ​AI​ を導入することで、非常に大きな価値を得ています。また、この夏は Andretti Motorsports とその RKM インディーカーチームに同行し、レースの世界でデータ分析がいかに重要であるか、そして拡張知能がレース戦略にどのように組み込まれているかを学びました。​

スポーツチームが AI を活用するユースケース(活用方法)としては、「競技場の中」(対戦相手の長所と短所は何か、怪我を減らすにはどうしたらいいか、選手の布陣をどうすべきか)から、「競技場の外」(選手は来年のプレイをどう計画するか、誰をドラフトで獲得するか、選手の年俸をどう設定するか)、「ファン動向測定(Fanalytics)」(チケットの値段をどう設定するか、シーズンチケットの解約を減らすにはどうすればいいのか)まで、多岐にわたります。先日、DataRobot チームとジャイアンツの試合を見に行き、スコアボードにある DataRobot のロゴ(左上付近にご注目)を撮影しました。私にとって、スポーツへの情熱と AI への情熱の融合に勝るものはありません。

スポーツ業界における AI​ の醍醐味​

すべてのスポーツチームは、1 試合あたりテラバイト規模のデータを収集し、大規模なデータセットを抱えています。また、どのチームも、競争に勝つために競争力を見出そうとし、より迅速かつ正確にインサイトを得ようと、現実の複雑な人間の行動や膨大な量の変数の微妙な差異に対する理解を深めようとしています。実際、予測の規模が最も大きいのは、金融、医療、製造業ではなく、スポーツ業界のお客様です。スポーツ業界のお客様は、DataRobot プラットフォーム​上で 8,000 億回以上の予測を行っています。あるチームでは DataRobot を導入する前、500 時間かかっていたエンドツーエンドのモデリングを自動化によってわずか 9 時間に短縮し、生産性が 50 倍向上しました。このような大規模な効率の改善は数十年に一度あるかないかという稀有なものです。​

私が新たに加入したチーム、DataRobot について

私の在職中、DataRobot は、AI、機械学習、データサイエンスの業界で常に「高い評価」を受けています。さまざまな業界のお客様が「AI と ROI」の価値を高めており、AI が定着するだけでなく、あらゆる企業に根付いていることを示しています。これに伴い、「市民データサイエンティスト」という新しい世界が続々と生まれ、ビジネスアナリストは、統計学の博士号を取得することも、Python/​R に精通することもなく、AI による最先端のインサイトを得ることができるようになります。市民データサイエンティストは、人工知能と密接に連携する人間の「拡張知能」としての役割を担うことになるでしょう。

DataRobot は数年のうちに、7 億ドル以上(現在は総額 10 億ドル以上)の資金を調達しました。これにより、お客様との提携、お客様への傾聴、刺激的な企業(Algorithmia 社、Paxata 社、Zepl 社など)の買収、最高峰の人材の採用が可能になり、プラットフォームの改善を加速させることができました。

皆さんが自分にとって最適な形で AI を活用していただければ幸いです。次回までに、ジャイアンツの試合観戦時の写真を掲載しておきます。

メンバー募集

DataRobot では AI の民主化をさらに加速させ、金融、ヘルスケア、流通、製造業など様々な分野のお客様の課題解決貢献を志すメンバーを募集しています。AI サクセスマネージャ、データサイエンティスト、AI エンジニアからマーケティング、営業まで多くのポジションを募集していますので、興味を持たれた方はご連絡ください。

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AI Experience Virtual Conference 2021

「DataRobot AI Cloud」に関する基調講演や、業界をリードするDX推進企業の取り組み、AIサクセスを実現するビジネスリーダーによるパネルセッションをオンデマンドビデオで確認

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執筆者について
Ari Kaplan(アリ・カプラン)
Ari Kaplan(アリ・カプラン)

グローバル AI エバンジェリスト

Kaplan は、データサイエンス、スポーツアナリティクス、ビジネスリーダーシップの第一人者として活躍しています。Chicago Cubs のアナリティクス部門を創設し、ホロコーストの英雄 Raoul Wallenberg の運命を調査する会の会長、世界的なオラクルユーザーグループの名誉会長をつとめるなど、常に注目を集める役割を担っています。

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